1966年公開のSF映画,ミクロの決死圏では,人間と潜水艇を縮小して血管の中に送り込み,体内から治療を行う様子が描かれています。実際に人間や機械を縮小することは難しいのですが,様々な機能が詰まった小さな医療機器を用いることで体内から精密な検査・治療を行うことが可能になります。既に内視鏡やカテーテルを用いて体を大きく切り開かずに患者に負担をかけない低侵襲の検査・治療が広く行われていますが,これらの医療機器にマイクロセンサー(極小サイズ圧力センサー,超音波センサー,イメージングシステムなど)を組み込むことで,より精密な検査・診断や,今まで不可能だった新たな検査・診断が可能になります。
|
|
|