視覚障害者用ピンディスプレイ

試作品は約2mmピッチで10×10ピン(100ピン)です。
ピンディスプレイ
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ピンディスプレイのしくみと原理

ピンディスプレイ表示のしくみ
 
ピンディスプレイの原理

コンピュータの文字情報や図形情報などを二次元に配列されたピンを上下させ、凹凸により表示する2次元触覚ディスプレイ(ピンディスプレイ)を開発しました。ピンの上下動作に形状記憶合金(SMA)コイルを使用し、電流を流して加熱すると収縮してピンを上下させます。ピンには磁性体金属チューブが装着されており、永久磁石によりピンが上がったまま、あるいは下がったままで固定(ラッチ)されます。ピンを上下させる瞬間だけ通電するため消費電力を抑えることができます。それぞれが8ピンのモジュールで構成されており、これを多数並べることで図形や文字を表示します。この機構は、点字を表示する点字ディスプレイとしても有用です。

この構成と原理は集積化と多機能化に向いていることから、現在、ピンピッチをより小さく1mm程度にすることと、ON-OFFの上下運動だけではなく、ピンの高さを多段階に変えることができる装置の開発を行っています。

メムザス(株)のピンディスプレイの特徴

メムザス(株)のピンディスプレイはピンとピンの幅を小さくすることができます。
メリット
  • 点の集合を「線」として認知できます。
  • 複雑な形状も提示することができます。

視覚障害者用ピンディスプレイ応用例

小型・軽量化が可能でモバイルツールとしても応用可能です。